ダウンコート
フランスに住んでいる叔母が、元旦に来日した。50年近くパリに住んでいて、その間、数回しか来日していないから、地下鉄の乗り方なんかさっぱり分からない。日本語は話せるものの地下鉄の路線図に小さな漢字で書かれた駅名を読むのは辛いらしい。1月3日、自宅近くを散歩中、携帯電話でいきなり呼び出され、ジャージを着たまま駆けつけて、夜まで案内して歩いた。4日も5日も、夕食をともにして、帰りが遅くなった。
6日に出勤したら、悪寒がして、体がだるい。風邪を引いたらしい。夕方早く帰宅したが、北風がやけに冷たい。内側に毛皮がついたムートンのコートを着ていたのに、それでも寒い。
翌日、秘書に、「ダウンコートって暖かいよね。買おうかな」と言ったら、「そりゃ、暖かいですよ。布団着て歩いているようなもんですからね」と言われた。確かに、四角く仕切られたダウンコートの表面は、羽根布団の表面にそっくりだ。そうか、あれは羽根布団を背負って歩いているのと同じなのか、と思うと、なんか滑稽な感じがする。しかし、寒いときに軽く暖かい羽根布団を背負って外出するというのは、合理的な感じもする。
どうしようかな。買おうかな、ダウンコート。
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- ダウンコート(2009.01.08)

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